でも、もらえるばかりじゃないのでその点も含めて知っておくことが大切。
この記事では、初心者の方がつまづきやすい、スワップポイント付与のタイミングや、3倍~5倍もお得にもらえる方法について紹介しています。
スワップポイントのもらえるタイミングを知る事で、メリットやデメリットが分かるので、日々の取引を有利にすすめることができます。
【スワップポイント】いつもらえる?
スワップポイントがもらえるのは、ポジションを翌日まで持ち越しした時に付与されます。
持ち越すことをキャリーと呼び、スワップポイントで利益を上げていくことをキャリートレードと呼びます。
つまり、金利差が発生する通貨ペアを選び、ポジションを保有したまま、翌日まで持ち越しをするとスワップポイントが付与されるということです。
ニューヨーク市場のクローズ時間で判定しているので、それまでに保有しているポジションにスワップポイントが付与されることになります。
スワップポイントとは?
スワップポイントというのは、通貨間の金利差によって発生する金利差です。
正確には違うのですが、外貨預金の利息のようなものとイメージしてもらえれば良いかと思います。
例えば、ドル円を購入するとします。
この場合、円を売ってドルを買うという行動をしていますので、通貨の間に金利差が発生します。
金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を保有している状態になります。
仮に円の金利が1%でドルの金利が4%だとした場合、その差分が金利差になりそれがスワップポイントというイメージです。
逆に金利の高い通貨を売って、金利の低い通貨を保有していると金利差分を支払うことになりますので、注意が必要です。
スワップポイントをお得にゲットする方法
この方法を知っておくだけで、スワップポイントをいつもよりお得にゲットすることができます。
スワップが通常より付与される期間があるので、賢く上手に利用しましょう。
通常の3倍スワップポイントをもらう方法
スワップポイントは通常のロールオーバーでは、毎日発生するスワップポイントですが、スワップポイントが3倍(3日分)もらえる方法があります。
水曜日から木曜日に営業日が変わるときに、3日分のスワップポイントが発生します。
つまり、木曜日にポジションを持ちこし決済を行うことで土日の分のスワップポイントも前倒ししてもらうことができるんです。
5倍!6倍スワップポイントがもらえる方法
更に長期休暇前や大型連休(GW)前などのときはスワップポイントが5日分や6日分もらえ、通常の5倍・6倍スワップポイントが付与される時があります。
土日分のスワップが付与されるのと同様に、祝日を挟む場合は、その日数分のスワップポイントが前もって発生します。
スワップポイント付与を狙うメリット
通常の取引による為替差益と一緒にスワップポイントももらえることです。
また、スワップポイントが高い通貨ペアを選べば、長期的にスワップポイントだけで利益を上げていく事も十分に可能です。
具体的にスワップポイントで利益を上げていく方法については、別の記事で紹介します。
スワップポイントで利益をあげやすい通貨ペアについては、「FX初心者におすすめな通貨ペアは?各通貨の特徴と選び方を紹介!」の記事にてまとめていますので、ご覧ください。
スワップポイント付与を狙うデメリット
スワップポイント付与を狙ったトレードをする時は下記のようなデメリットもあるので注意が必要です。
営業日が変わる瞬間は取引できない
営業日が変わる朝方はメンテナンス作業中となっており、取引出来ない時間帯があります。
そのような薄商いの時間帯は、価格も大きく上下することもあるためスワップポイントだけを狙ったトレードが失敗することもあります。
営業日の切り替わりを狙ったトレードを行う場合は、レバレッジを下げリスクを限定したトレードをするように心がけてください。
朝方の時間はスプレッドの幅が広くなっている
営業日が切り替わった直後のスプレッドは、広がっていることが多いです。
通常ドル円0.2銭のスプレッドが1.5銭や2銭になっていることもあるので、切り替わりのタイミングを狙う際にはやはりレバレッジを下げて取引をしてください。
マイナススワップは支払いを意味する
プラスのイメージばかりのスワップポイントですが、金利差が逆になればマイナススワップポイントが付与され、ポジション決済時に支払いが発生します。
例えば、ドル円買いスワップが50円(1万通貨)ドル円売りスワップ-52円(1万通貨)の場合、1万通貨のドル円を売りポジションをロールオーバーし、ポジションの決済を行うと為替差益に関係なく、52円の支払いが発生します。(自動的に引かれます)
スワップポイントは金利ではない
スワップポイントは金利と思われがちですが、金利ではありません。
ポジションの持越し(キャリー)をすると、取引における慣行に基づいた決済日が自動的に延長されていくことになります。
その様な作業を「ロールオーバー」と呼び、投資家の口座に金利差調整分としてスワップポイントを反映させます。
通貨の金利差をロールオーバーを行った日数によってその価格を決定しています。
つまり、ポジションの持越しを行わないと発生しないということになります。
【スワップポイント】いつもらえる?まとめ
まとめ
- ポジションを持ちこすと発生する。(ロールオーバー・オーバーナイト)
- 土日分の2日分は水曜日にまとめてもらえる。
- GWなどの長期連休前は、5倍(5日分)6倍(6日分)もらえることがある。
- 取引によってはマイナススワップも発生するので、注意すること。
このように、スワップポイントが発生するタイミングを前もって分かっていれば、ロールオーバーに気をつけなければいけない場合に回避することができます。
スワップポイントを貰うことだけに目を向けるのではなく、マイナス3倍・5倍のスワップポイントを支払わない事のほうが大切です。
これは自分にも言い聞かせる意味でも、ことあるごとにこのサイトに登場する「負け(損)を極力減らすこと」ということに繋がっています。
投機家の最大の敵は自分の中にいる。人間の本性として、人は希望と恐れとは無縁でいられない。(ジェシー・リバモア)