まだ始めたばかりで、ストップロスについて細かく分かっていません。
この記事では、このような悩みを解決します。
FXだけでなくどんな取引においてもストップロスを正しく使いこなすことが出来なければ、長期的に利益を上げ続けることはできません。
逆に正しいストップロスを理解すれば、急激な資金減を回避する事ができます。
それでは、ストップロスを正しく理解してリスクを最小限に抑えていきましょう。
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ストップロスとは最大の損失を決めておくこと
損失額をあらかじめ決めておき、決めたレートに到達したら強制的にポジションを解消することです。
トレードにおいて超重要で、絶対に覚えなければいけないリスク管理のひとつです。
資金が無限にあるわけではないので、相場が一時的に自分の思惑と違う方向へ進んでしまったら、どこかで損失を確定しなければなりません。
ストップロス買いとは
ストップロス買いとは、ショートポジションの反対決済で、ストップロス売りとは、ロングポジションの反対決済のことをさします。
ショート(売り)ポジションを保有している場合に、ストップロス(損切)のレートで約定した場合には、
売りの損切=買い注文
ということになります。
たとえば、ドル円120円でショート(売り)ポジションを保有し、121円でロスカット注文を出している場合には、121円でドル円ロングポジションを注文している状態と言えます。
つまり、ショート(売り)ロング(買い)どちらのポジションでも、いつかは損切か利益確定が必要になる。
その場合には、外国為替取引においては逆向きのポジションを発注することになっているのです。
ストップロス売りとは
FXの場合は、相対取引のためドルのロングは円のショートになり、円のロングはドルのショートになるということになります。
ドル円ロングのストップロスの場合は、ストップロス売りとなり、ドルのショート円のロングということになるのです。
ストップロス(逆指値=損切)の重要性
損切をしないととても大変なことになる。
これは、実際にストップロスを入れずにズルズルとポジションを持ち続けてみればわかりますが、相場が自分と違う方向へ動いた場合はしばらく戻ってこない場合が多くあります。
なぜか自分の思った方向へ相場が動いた時は、戻ってきてしまう。
正しいストップロス注文のやりかた
では、実際にストップロス注文のやり方を実際の取引画面を元にお伝えします。
ストップロス注文の正しい設定方法は、ほとんどの証券会社で採用されているIFD、IFO注文を使います。
ストップロスの指値注文(逆指値注文)IFD
ストップロスを注文するときは、エントリーする前に設定しておくことが大切!
こちらはDMM証券の注文画面になりますが、赤く〇で囲った部分が決済同時発注と呼ばれ、注文と同時にストップロスオーダーを入れる事ができる便利な注文方法になります。
» 参考:【DMMFX証券】の評判は悪い?|メリット・デメリットを徹底解説!
画面の場合は、損切10pipsとなっていますので、10pips思惑と違う方向へレートが進んだら自動的に損切(損失確定)されます。
例えばこの表記の場合は、1ドル106.796となっていますので、1ドル106.696にタッチしたら自動的に損失確定です。
0.1Lot=1万枚通貨の場合ですと約1,000円の損失となり、それ以上の損失の額は大きくはなりません。
ストップロス(逆指値注文)テイクプロフィット注文(指値注文)IFO
先ほどのIFDと同じような原理で、IFO注文という注文方法もあります。
これは、注文をいれるのと同時に、利益確定と損切を確定してしまう方法です。
利食10pips損切10pipsとなっていれば、
「利益確定は今のレートより10pips動いた方向」
「損切は今のレートより10pips逆に動いた方向」
となり、この注文がすめば画面を閉じてしまっても、どちらかのレートに到達すれば自動的に決済されることになります。
この画面では、損切10pipsとなっていますが、20pipsや100pipsなど自由に設定できます。
注文した後でもストップロスは入れられる
注文するときに万が一ストップロスを入れなかった場合、慌てなくても大丈夫です。
注文した後でも、損切注文と利食注文は出来ます。
OCO注文(One Cancels the Other)とよばれ、損切に到達した際に利食い注文を自動でキャンセルしてくれる注文方法です。
IFD注文IFO注文OCO注文どの注文方法が正解というのはありませんが、初心者の方はまずIFO注文でなれたほうがいいと思います。
ストップロスは大切な資産を守るためにある
ストップロス注文を入れる理由は、「相場は何が起こるか分からない」です。
株式市場では、ストップ高、ストップ安などがあり一定の水準を超える値動きにたいしては、制御される仕組みになっていますが、外国為替取引においては、そのようなものは存在しません。
どんな値動きが起きたとしても、相場に参加している全てのプレイヤーは納得してトレードしています。
つまり、【ストップロス】損切注文をいれないということは、どんな損が出ても私は納得していますとなるので、絶対にそんな損はしたくないわけですから、ある程度許容できる範囲の場所にストップロス注文をしておくことが大切です。
ですので、一回の損切で全ての資産を失うようなトレードは絶対にしてはいけません。
ストップロスが発動しない…約定拒否
オーバーナイト(翌日にポジションを持ちこすこと)などを利用した場合、NY時間に相場が荒れてしまって、自分が注文したレートから大分離れて約定することもあります。
市場の状況に応じて、相場が荒れているときや、流動性が少ない時間帯(朝方・休日)などはストップロスオーダーと違ったレートで約定されても取引の慣習として受け入れなければなりません。
その為、相場の変動があっても大丈夫な枚数で持ち越す、ポジションを持っている時はレートを小まめにチェックするなどの工夫が必要です。
初心者でも分かるストップロスまとめ
まとめ
- ストップロス買いとは損切注文のこと
- ストップロス注文には様々なやり方がある
- ストップロスはトレードで一番大事
利益を確定していくことも、資産を増やすために必要なスキルですが、一番大事なのは「損を小さく抑えること」です。
そして、ストップロス(損切)を行う行為は自分の間違いを認めることと思ってしまい、なかなか実行できるようにはならないのも事実です。
ですので、正しいストップロスができるようになるために小さな資金で損切をし「慣れる」ことが大切だと思っています。
とにかく相場で勝ち続けるには「生き残ること」です。
相場で生き残るにはトレードスタイルの構築が不可欠、「【FX初心者】トレードスタイルの決め方は?全種類を難易度別に紹介」では、色々なトレードスタイルについて紹介していますので、無理なく続けられる方法をみつける手がかりにしてください。