これでお小遣いが増えますね!
まずは、リスクが少ない1000通貨から取引を始めることが重要!
FX口座を開設したら、すぐに取引したくなるのは分かりますが、正しい知識を身につけてからでないと思いもよらない損失を被ることになることがあります。
この記事では、1000通貨で取引する事のメリットやデメリットについて、自身の体験を踏まえて紹介します。
FX初心者は1000通貨からの取引スタート
だからこそ、まずは一喜一憂しない額でトレードをする事が大切だよ。
FXや株・投資信託など金融商品には損失はつきものです。
利益ばかりを考えていると、いざ損失を出した時に冷静でいられなくなり、更に大きな損失を負ってしまうことがあります。
その為、ロケットスタートしたい気持ちを抑え、少額資金で経験を積んでいく事が大切だと思います。
では、少額資金5万円で始めるにあたって理解しておいてほしいことがあります。
それが、金融取引におけるレバレッジ(テコの原理)です。
レバレッジの魅力
FX取引がニュースなどで取り沙汰される原因は、レバレッジを上手く運用に活かし、少額資金から億トレーダーになったなど夢のような話が実際にあるからです。
10万円から6億円の資金になった人がいるなど、少ない資金でもレバレッジを効かせて大きなポジションを取ること、運用利回りを上昇させることが可能になるのです。
» 参考:10万円を6億円にした為替トレーダーGFF氏インタビュー
投資や投機の正しい知識や経験を積むことで、福利効果を使って資金を雪だるま式に増やしていけるチャンスがFXのレバレッジにはあります。
レバレッジを取引の武器として使う
レバレッジを活かすにはとても重要な要素があります。
それは、資金の運用の目的とそれに伴って必要になる資産管理です。
この2つを軸に考えて無理なくレバレッジを調整することで、大きな失敗を減らすことができます。
欲に目がくらむと、
- 24時間トレードができるからといって、仕事中にトレードしてしまう
- 夜寝ないで朝までトレードしてしまう
- レバレッジをかけすぎて一回の損失で全て失う
など、ずさんな運用目的や資産管理がこのような結果をもたらしてしまいます。
運用する目的を決めよう!
FXで取引を考えている以上、資産を増やすために行うものですが、遊びで勝った負けたという運任せの取引は、「百害あって一利なし」全く意味がありません。
例えば5万円の資金で、今月は10万円儲けるぞ!2ヵ月で500万円にするぞ!など考えてしまいがちですが、そのような考えは過剰な取引や、高レバレッジでのハイリスク・ハイリターンな取引に向かってしまいます。
FXはギャンブルと同じように錯覚してしまう要素が多いのですが、FXはギャンブルではありません。
ですので、投資資金に対しての利回りで目標を立てるようにして下さい。
少額資金で運用した場合の利回り計算
初期の資金が5万円であれば、月5,000円の利益目標とする!等です。(これでも最初は多いと思います)
例)資金5万円で始める
この場合の運用利回りは、
5,000円÷50,000円=10%
月10%の利回りとなります。
この数字を見ると、たかが5,000円…と思うかもしれませんが、月の利回り10%というのは投資の世界ではスゴイ数字ということを覚えておいてください。
年間利回り50%ってスゴイことですよ!
世界屈指のヘッジファンドの1位でさえ年間の運用利回り53%、月に換算すると4.4%です。(ブルームバーグ調べ)
日本で一番信頼が高いと言われているファンドでさえ、年間10%の利回り、月換算だと0.8%です。
つまり、50,000円の運用資金で月5,000円の利益が出せるという事は、超スゴイってことです。
この事を踏まえた上で、自分の生活スタイルにあった運用利回りを考えてください。
あまりにも高い利益目標は、過剰な取引を引き起こし、元本を減らしてしまうリスクが高まるだけでなく、資金を全て失ってしまう可能性があります。
取引始めたばかりの5万円は無くなっても困らない5万円だったかもしれません。
ですが、5万円を全て使いきってしまい、また5万円の資金を運用するとしたら計10万円の資金を使った事になるんです。
投資の経験を活かし、無理のない目標を立てる事が、資産を守る事につながり、それが利益を増やすことの一番の近道になります。
【少額資金5万円】が1年で15万円
5万円の資金から初めて、月10%の利回り計算すると下記の通りになります。
経過 | 繰越元金 | 利率 | 増分 | 増分(累計) | 元金倍率 |
0ヵ月 | 50,000円 | 10%/月 | 0円 | 0円 | 1.0000倍 |
1ヵ月 | 55,000円 | 10%/月 | 5,000円 | 5,000円 | 1.1000倍 |
2ヵ月 | 60,500円 | 10%/月 | 5,500円 | 10,500円 | 1.2100倍 |
3ヵ月 | 66,550円 | 10%/月 | 6,050円 | 16,550円 | 1.3310倍 |
4ヵ月 | 73,205円 | 10%/月 | 6,655円 | 23,205円 | 1.4641倍 |
5ヵ月 | 80,525円 | 10%/月 | 7,320円 | 30,525円 | 1.6105倍 |
6ヵ月 | 88,577円 | 10%/月 | 8,052円 | 38,577円 | 1.7715倍 |
7ヵ月 | 97,434円 | 10%/月 | 8,857円 | 47,434円 | 1.9487倍 |
8ヵ月 | 107,177円 | 10%/月 | 9,743円 | 57,177円 | 2.1435倍 |
9ヵ月 | 117,894円 | 10%/月 | 10,717円 | 67,894円 | 2.3579倍 |
10ヵ月 | 129,683円 | 10%/月 | 11,789円 | 79,683円 | 2.5937倍 |
11ヵ月 | 142,651円 | 10%/月 | 12,968円 | 92,651円 | 2.8530倍 |
12ヵ月 | 156,916円 | 10%/月 | 14,265円 | 106,916円 | 3.1383倍 |
この表は複利で計算していますが、月10%で運用すると5万円が156,916円(313%)となるわけです。
月10%の利回りがすごい事だということがわかってもらえたでしょうか。
1000通貨で運用するメリット・デメリット
ここまでで、1000通貨で運用してもしっかりと利益を残せることがわかった思います。
ここからは、初心者が1000通貨で運用するメリットとデメリットについてお伝えします。
メリットは取引の勉強ができること
1,000通貨単位の取引でも、10,000通貨単位の取引でも同様に投資の経験・勉強はできます。
実際のトレードをする事で、
- チャートの見方
- チャートパターンの出現の対応の仕方
- インジゲーターの見方
- 経済指標によって相場が動くことの経験
- 利益確定のタイミング
- 損失を受け入れるプレッシャー
など今までにない経験を積むことができます。
この経験を、大きな資金で始めてしまうと、大切な感覚というのが分からずに、口座が増える事・減る事だけに気をとられてしまいがちです。
上の表でも見てもらった通り、最初の資金は少ないけれど、正しい手法を確立していけば大きな資金にすることは不可能ではありません。
ですので、地道にコツコツ経験を積み、自分なりの取引方法を身につけていくには、プレッシャーの少ない金額から始める必要があります。
プレッシャーが無ければ、自分の取引の手法にフォーカスを当て、損失も利益も感情を極力抑えて正しく受け止める事ができます。
このような事から、1000通貨単位で取引をする事は大きなメリットであるといえます。
デメリットは初期は本当に利益がジュース代だということ
いっぽう、1,000通貨単位の取引では、一回の取引で受け取る利益が100円~200円になるので、「少ない…」と感じてしまうことでしょう。
1,000通貨で取引しているにも関わらず、大きな利益を狙ってしまい無駄な損切が増えたり、少ない損失だからロスカットせずにポジションを放置してしまい大きな損失になってしまったなども起こりがちです。
ですが、1,000通貨の取引は受け取る利益も少ないが、損失もとても小さく抑える事が出来ます。
相場で重要なのは「生き残る事」、相場の神様ともいわれるウォーレンバフェット氏も
「ルール1:絶対に損をするな。ルール2:絶対にルール1を忘れるな。」
世界的投機家のジョージ・ソロス氏も
「まずは生き残れ、儲けるのはそれからだ」
という格言を残されています。
それほど、相場の世界では「どうやって生き残るか?」を第一に考えることが大切だと言われ続けているのです。
FX初心者は1,000通貨から始めようのまとめ
まとめ
- 運用する目的をしっかり考える事
- 無理・無茶なレバレッジは身を亡ぼす
- 生き残る事に集中する
最初から大きな利益を狙うのではなく、1,000通貨単位のプレッシャーの少ない金額でコツコツと成功体験と失敗体験を積むことが大切です。
資金が無くならなければ、何回でもチャレンジすることができるわけですから。
無理なトレードは体も心も疲れ果ててしまいます。